やす日記

のんびりと好きなことについて書いていきます。

【デュエマ】何か変なことしよう

こんにちは、やすぜろです。

【薫風武装】を組んだ際の記事でも書きましたが、DMPは「1つのデッキを組むと、すぐ次のデッキを組みたくなる」病気を患っています。

で、今回もその持病が再発したんですが、組みたいデッキがどれも高い。

環境デッキって、当然ですがどれも強力なので、自分も使ってみようって人が増えるんですよ。そうなると、そのデッキに採用されているカードは需要が高まり、価格が高騰します。もともと供給が少ないSRなんかは暴騰します。

実際、私が組んでみたいと思ったデッキも、それらの高額カードを前に断念せざるを得ませんでした。

1枚1500円は何も安くないんだよな

その結果、比較的安価で組めるデッキへと行きつくわけです。私は、決して好き好んでクソデッキばっかり組んでいるわけではありません。クソデッキが好きかと言われたら大好きですが

 

 

では早速今回のデッキを紹介していきましょう。

これまで、エクストラウィンやマナ染色などいろんなことをしてきましたが、やってないことがまだあります。

それは、ワンショットループです。

何もない状況から一気に即死打点を揃えるワンショット、決まれば大抵の場合人間が死ぬループ。どちらも一度は使ってみたいデッキタイプです。

環境で活躍しているこれらのデッキタイプと言えば、ワンショットなら【JO退化】、ループなら【ネバーループ】が挙げられます。ですが、先述の通り、環境で使用されているデッキの構築費用はバカ高くなります。

何もかも高い

なので、安価で組めるワンショットデッキが今回のテーマです。ループデッキはその……なんか良さそうなの無かったんで……

 

話を戻しましょう。今回の主役はこのカード。

《ラッキー・ダーツ》です。

効果は至って単純、自分のシールドにある呪文を運が良ければ踏み倒すことが出来ます。

見ての通り、運の要素が極めて高く、長らくファンデッキで使われる程度のカードでした。しかし、超次元呪文とサイキック・クリーチャーが登場すると状況は一変。40枚のほとんどが呪文で構成された【超次元ダーツ】が成立すると、一気にトップメタに食い込みました。

1ターン目から《ロスト・ソウル》を撃つなんてことは許されるわけもなく、2011年1月15日にしょっ引かれました。

1枚制限となった後も、これ一つでゲームを決めかねない力を持ったカードでしたが、殿堂入りから4年後の2015年、大幅な強化パッチを手に入れました。

《伝説の禁断 ドキンダムX》《オールデリート》です。

これにより、【ダーツデリート】が成立。さすがにここまで来ると、もはやファンデッキの枠には収まらず、地雷として普通に有用なデッキとなりました。

 

はい、お察しの通り今回のデッキは【ダーツデリート】です。

このデッキの回し方は、ダーツからデリートを捲って、その効果でドキンダムの封印を全部引っぺがして禁断解放。そのままダイレクトアタックして終わりです。

理論上、先行1キルという赤単もビックリな速度で勝てるこのデッキですが、そうそう都合よく毎回デリートを引ける訳もありません。私としても、さすがにそこまで運に左右されるデッキは組みません。

つまり、「確実にデリートを唱えられる」状況をお膳立てする必要があるということです。

というわけでデッキリストになります。何か最高に頭の悪い超次元ゾーンが見えている気もしますが、安心してください。しっかり頭が悪いです。

 

コンセプト

 

  • 《ラッキー・ダーツ》

核。

これでデリートを唱えて、盤面と相手の精神をボロクソにします。1枚しか入れられないので各種サーチで引っ張ってきましょう。

余談ですが、私は最初、なぜかシールドを選ぶのは自分だと思っていました。なので、「4マナトライガードからダーツで終わるじゃん」とか思っていたわけですが、これが自分で選べていたら、デュエマはとっくに終わってますし、ダーツは温泉にぶち込まれてます。

当然そんなことは無いので、何とかして「選べるシールドが無い」状況を作り出しましょう。

 

  • 《オールデリート》

核その2。

ダーツから捲る以外で唱える手段は無いため、シールド操作カードの採用が前提となります。

勝手に、昔からあるカードだと思っていたんですが、初出は革命編と割と最近でした。最初に出た時の枠が旧枠だったからそんな気がしてたんでしょうね。革命編も昔だろとか言わないで

 

  • 《禁断 ~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX》

核その3。

ゲーム開始時から場にある特殊なカードで、封印を6つ付けた状態で置かれます。

この封印は本来、同じ文明のコマンド(ドキンダムなら火)を出す毎に1つずつ取れるシステムになっているのですが、ルール上、「コスト0のカード」として扱われるため、デリートで全部引っぺがすことが出来ます。デリートがカード指定除去だからこそ成せる業ですね。

また、ドキンダムは先述の通りゲーム開始時から場にあるため、召喚酔いがありません。禁断解放したらそのまま殴れるわけです。デリートの効果によって場は荒れ果てているため、ドキンダムのダイレクトアタックを防ぐ術はありません。あなたの勝ちです。

 

採用カード

 

  • 《ロジック・サークル》等

ピン差しのダーツを引っ張ってくるサーチカードです。《ロジック・サークル》はデッキトップに、それ以外は手札に持ってきます。

なぜか同型呪文が複数あったため、各種4枚、気合いの16投です。初手で引ける確率は、なんと94.2%。間違いなく過剰です。

また、山札を見るため、ダーツが盾落ちしてないかどうかの確認などが出来ます。そこから、大まかなゲームプランを立てることも可能です。

 

  • 《龍脈術 落城の計》

場のコスト6以下のカードをバウンスする呪文です。環境では【アナカラー墓地退化】に採用されています。

このデッキでは受け札というよりは、封印を剥す役割の方が大きいです。普通に封印を剥すと、墓地に行ってしまうためサルベージの手間が掛かりますが、これなら直接手札に持ってくることが出来ます。

とはいっても、何枚目の封印がダーツなのかまではさすがに分からないため、あまり期待はしないでおきましょう。この枠を、墓地から呪文を唱えるカードにするのもアリです。

 

  • 《デビル・ドレーン》

自分のシールドを好きな数手札に加えることが出来ます。もちろん殿堂。

サーチで山札を見た際にダーツが見えなかったらこれを回収して盾落ちをケアします。逆に、既にダーツを引けている場合は、これでシールドを1枚にしてトライガードを撃つことで起動できます。

強力な反面、シールドを減らす行為は下手したら自滅に繋がりかねません。戦局をしっかりと把握し、ここぞという場面で使いましょう。《光姫聖霊ガブリエラ》との相性も良好ですが、今回は採用していません。

 

ダーツデリートをバグらせた張本人です。

エメラル系統でお馴染みのシールド操作ですが、なんとこのカードは回収と追加の両方が任意となっています。デリートを埋めるのはもちろんのこと、回収できる数が減った《デビル・ドレーン》としても使えます。

そしてこのカード、チャージャーです。デリートを埋めながらアンタップした白マナを生み出します。このおかげで、タイムラグなしでダーツを撃つことが出来ます。バグかな?

 

  • 黒神龍ブライゼナーガ》

cipでシールドを全て手札に加える豪快なクリーチャーです。

このカードによる回収はS・トリガーを使えるため、複数のトリガーを暴発させて、なんやかんやでデリートを撃ちます。要するに起爆剤です。当然殿堂。

 

  • 《ドレミ団の光魂Go!》

ブライゼで暴発させるトリガーの1つです。

オールタップを持つため、単純に受け札としても使えますが、コスト5以下の光か水の呪文を踏み倒すモードも選択できます。この効果でトライガードを踏み倒すと、自分のシールドはデリートを仕込んだ1枚だけとなります。あとはダーツ撃って終わりです。

各種サーチ呪文と同時にトリガーした場合、そちらの効果でトライガードを調達してから踏み倒すといった芸当も可能です。便利!

 

  • 《超次元ガード・ホール》

ブライゼで暴発させる……のではなく、サブプラン。

最初に頭の悪い超次元ゾーンがチラ見えしていたことを思い出してください。デリートがどうしても唱えられそうにない場合は、こっちを使って禁断解放します。

出すのは《時空の支配者ディアボロスZ》。火のコマンドなので、これでまず封印が1つ剥がれます。覚醒する時に場のカードを3枚山札に戻すので、残りの封印はこの時点で2つです。

覚醒すると、コスト20の《時空の支配者デビル・ディアボロスZ》となるので、そこに《超時空ストームG・XX》を2枚重ねます。こいつは火のコマンドなので、しっかり封印が剥がれます。これで封印は0枚。無事に禁断解放出来ました。

後はドキンダムやストームGで殴り倒しましょう。このプランでは、相手のシールドを消し飛ばしていないため、コスト5以上のトリガーを引いてドキンダムが除去されたらそれまでです。なのでこのプランはなるべく取りたくないんですよね……

 

  • 《唸る鉄腕 ギリガザミ》

ブライゼで暴発させるトリガーその2です。

普通にトリガーとして出た場合は、1枚ドローして相手1体をバウンスするだけで、はっきり言って微妙です。しかし、シールドが0枚の時にトリガーすると、手札からコスト9以下の呪文を踏み倒すことが出来ます。後は光魂と同じで、トライガードからのダーツで〆です。

似たようなカードとして、《貝獣 ウーニ》があります。

こちらもスーパー・S・トリガーを持っていて、墓地からコスト4以下の呪文を2枚唱えることが出来ます。

ウーニの優秀な点は、何らかの理由(主に封印)で墓地に落ちたダーツを回収できることが挙げられます。

コスト4以下を2枚、というのもこれまた優秀で、ちょうどトライガードとダーツを唱えることが出来ます。相手のターンにデリートを決めることも夢ではありません。

落城をこれに変えたほうが強い気がします。

 

回し方

まずは、過積載した各種サーチカードを使って山札を確認します。初手で《ロジック・サークル》を引けたらアドです。

ダーツがあるなら最優先で回収しましょう。盾落ちしてる感じだったらドレーンを回収。どっちも落ちてたら、ブライゼを引けることを祈りましょう。《クリスタル・メモリー》入れてもいいかも?

ダーツを引いたら、後はシールドを減らしてトライガードを撃ちましょう。

ブライゼで暴発させるのが一番ですが、ドレーン+トライガードでも問題ありません。極論、シールドが1枚の状況を作ることが出来ればいいため、相手が攻撃してきても、むしろありがたいことが多いです。

デリートが決まったら、禁断解放したドキンダムで何もできない相手を殴ってゲームセット!!

 

終わりに

結局いつものように変なデッキを組む回になってしましましたが、ダーツデリートはロマン溢れるデッキなのでまあいいでしょう。

次はまともなデッキ組みたいですね。クソデッキのストックはそんなには無いと思うので……無いよね?

 

(2022 3/30追記)

デッキの半分以上を呪文が占めるため、ドロー兼マナ加速要因として、《ケンザン・チャージャー》の採用もアリかもしれません。

f:id:yasuzero143:20220330164609j:plain