【デュエマ】全米が涙しそうな新カードが公開された
こんにちは、やすぜろです。
皆さんは先日のデュエチューブ生配信をご覧になられましたでしょうか?
この配信で10月29日発売のデュエキングMAXに収録されるカードが多数判明したわけですが、その中にとんでもないものが紛れ込んでいました。
やったなウィザーズ。
いや、これマジでヤバいです。ほんとにヤバい。最初に知り合いから連絡受けた時聞き間違いかと思いましたがマジなんですよねこれ。いや~ヤバいな~…
何がヤバいって、数年振りのフォーミュラ強化なのは言わずもがなですが、フォーミュラ愛好家が思い描いていたものをそっくりそのままの形でお出しされたことなんですよね。フォーミュラがツインパクトになったらいいな~とか夢見てたら、それが唐突に現実になるんですからまあ泡噴いて倒れますよね。
で、真面目なカードの評価についてですが、もう文句なしの完璧です。100点満点中7兆点ですね。このカードはフォーミュラデッキにとってまさに「革命」と言えるでしょう。
というのも、配信でヤマダさんも言ってましたが、iFormulaXを使うデッキってどうしても「iFormulaXをタップするカード」に枠を割かないといけなかったんですよね。
基本的にこの枠のカードってそれ以外の役目が無くて(打つべしは稀に受け札になったりしてた)、単体としてのスペックもまあまあ終わってるんですよ。そんなところにデッキスロットを割いてたら当然デッキ全体の出力も落ちるわけで、これはiFormulaXを使う以上避けられない問題となっていました。
が、今回のツインパクト化でこの問題が一挙に解決。iFormulaXがタップを自己完結できるようになったおかげでデッキに余裕が生まれ、追加の受け札や初動カードを積めるようになったわけです。めでたしめでたし。
何やら他にも私得のカードが収録されているらしいデュエキングMAX2022は今週末発売です。あと今年はスノーフェアリー強化入りそうなんでそっちにも期待してます。
では。
【デュエマ】フォーミュラエクストラウィンを考える その3
※この記事はオプティマスが殿堂解除された世界線で書かれています。
こんにちは、やすぜろです。
いや~、ついにこの時がやってきましたね。
オレ達の‟黄金時代”こと《常勝ディス・オプティマス》が還ってきました。‟幻想”じゃねえよな…!?
2017年にしょっ引かれたので5年ぶりにシャバに戻ってきたことになります。ジョー編の間ほぼずっと足湯に浸かってたんですね。時が経つのは早えなあ…
そんな彼の初出は古く、エピソード1第2弾「ダークサイド」にてこの世に生を受けました。ちなみに同期にはヴォルグや永遠リュウ、ホワグリにデスゲなど錚々たる面子が居ます。
永遠リュウのような分かりやすいパワーカードではないものの、なんかループしそうなことが書いてあったオプティマスはそれなりに注目されていました。
実際スペース・チャージって、マナに置かれる文明の縛りとタイムラグさえ克服できればかなり強い能力なんですよ。で、克服するとどうなるかというと、ループします。
オプティマスも例に漏れずループデッキの核として運用されていくことになります。登場して間もない頃は、まだギリ使えた《母なる紋章》と組んで悪さをしていました。紋章が温泉送りになった後は、《獰猛なる大地》を相方に据えてリペアしたりしてましたね。
さて、時は進んで2013年。オプティマスはある大きな変革を迎えることになります。
《妖精の裏技ラララ・ライフ》の獲得です。
一見、スノーフェアリーが居ればタダで唱えられる《フェアリー・ライフ》でしかないこの呪文ですが、特定の状況下では宇宙を引き起こすカードとなります。
- 《薫風妖精コートニー》、《常勝ディス・オプティマス》が場に並んでいる状態で《ラララ・ライフ》をG・ゼロで唱える。
- 山札の上から1枚がマナゾーンに置かれる。コートニーの効果で自分のマナは全文明として扱うので、オプティマスのスペース・チャージが2つとも起動。
- SC光で今唱えたラララ・ライフを手札に戻す。(初期盤面に戻る)
と、まあこんな感じでループして文字通り無限にマナブーストが出来るわけですね。マナが伸びまくるのでフィニッシュ方法も多種多様で、無限に《トンギヌスの槍》を撃って相手のマナや場を破壊し尽くしたり、無限に《アルカディア・スパーク》を撃ってLOさせたりとかなりの派生がありました。
こうなってくると話は別で、オプティマスループは普通に強力なデッキとして認知されるようになっていきました。それは同時に温泉が近づいていることでもあったのですが…
その後も強化パーツを定期的に貰っていったオプティマスループはスクチェンマナロに轢き殺されてGP3rd準優勝。おそらくこれが直接的な要因となり、2017年2月26日にオプティマス本体が殿堂入りする運びとなりました。
そして2022年。5年の時を経て、オプティマスは還ってきたわけです。
これはもうデッキを組むしかありません。あの頃の夢を、青春を取り戻しましょう。
コンセプト
さて、早速デッキ解説…と行きたいところですが、その前に皆さんはオプティマスと相性のいいカードをご存じでしょうか?
そう、《偽りの名 iFormulaX》ですね。
先述の通りオプティマスループのフィニッシュ手段は多種多様。どうせループするのなら、最後はEXウィンで華麗に締めくくりたいものです。
以前組んだスノーフェアリーiFormulaXを少しいじったり、アナカラー軸で組んでみたりしていましたが、オプティマスが使えるようになった今、オプティマス型以外で組む理由はありません。
てなわけでハイ、デッキリストです。ピン投のカードが多くて「いかにもループデッキ~~!!!」って感じがしますね。
構築的にはGP3rd期のリストをベースにしながらオリジナリティ溢れるように調整した感じですね。《魔天降臨》とか入れてんの私だけじゃないかな…
コンセプト、というか勝ち方について詳しくは後述しますがループの流れ自体は当時と変わりありません。基本的に一度回り始めたらそのまま勝ちます。不健全!
採用カード
- 《常勝ディス・オプティマス》《薫風妖精コートニー》
デッキの核です。ちゃんと手札に引き込んでおきたいのでそれぞれ4投。コートニーは最初両種4投でしたが、ちょっと過剰に感じたのでRe:4通常2の計6枚に落ち着きました。
基本的に2ターン目には立てておきたいカードですが、システムクリーチャーである以上どうしてもマッハファイターの的になりやすいので、手札に2枚目以降のコートニーを抱えておいたり、コートニーを出すターンを見極めるプレイングが重要になります。
- 《偽りの名 iFormulaX》《水上第九院シャコガイル》
フィニッシャー。最終盤に1枚引けていればいいのでそれぞれピン投。
なんでフォーミュラEXウィンなのにシャコガイルが入ってるんだ、と思う人もいるかもしれませんが、これには深~~~いわけがあるのです。
2枚ともEXウィン能力を持つカードなわけですが、注目すべきはその能力がトリガーするタイミング。iFormulaXが「自分のターンの終わりに」であるのに対し、シャコは「自分が山札の最後の1枚を引く時」となっています。細かな違いですが、シャコは相手のターン中にもEXウィンできるわけですね。
さらに言うと「ゲームに負けるかわりに勝つ」とあるので置換効果は連鎖しないルールにより、《不敗のダイハード・リュウセイ》や《完全防御革命》による敗北回避をすり抜けることができます。iFormulaXより強くない?
要するにiFormulaXのEXウィンがケアされそうな対面を見越しての採用です。もちろん基本的にはiFormulaXでのEXウィンを狙っていきますよ?
- 《妖精の裏技ラララ・ライフ》《セイレーン・コンチェルト》
ループパーツ。ラララ・ライフは3投の人も居たりしますが、私は諸事情も込みで4投派です。
コンチェはマナに落ちたパーツを拾うのに使います。これもオプティマスで無限に使いまわせるので、基本的にすべてのパーツを回収することができます。
- 《フェアリー・ライフ》《ダンディ・ナスオ》《神秘の宝箱》
初動枠。ナスオは好きなカードを、宝箱は自然以外のカードをマナに落とすことができます。
ナスオで落としたいのは《陰陽の舞》が筆頭。宝箱ならオプティマスやiFormulaXを置いておきましょう。
ライフに関しては、少しでもマナを伸ばしてオプティマスの着地を早めたいのであえての通常版を採用しました。ここは好みなのでRe:ライフに換装してもいいと思います。
- 《ドンドン打つべしナウ》《フェアリー・ギフト》
打つべしはiFormulaXをタップするのに使います。もはやお馴染みですね。
これまでは手札の枚数がそれなりにシビアだったので、1ドローの付いている通常版を採用していましたが、このデッキの場合はEXウィンのためのハンドの枚数を満たさないなんてことは起こり得ないので、ツインパクト版でも構いません。
ギフトはオプティマスを最速3ターン目に着地させることができるカードです。ただまあ、その分要求値は高め。引いたらラッキーくらいの心づもりでいましょう。
調整枠です。
2枠余ったので今回はとりあえず確定サーチを墳墓避けしつつ積んでみました。ここにクロックとかの受け札を積んでも良いですし、コートニーを追加しても良いと思います。
- 《陰陽の舞》
ループデッキなら大体入ってるやつです。
マナ爆誕0を持ちますが、代償として自然のカードを枚墓地に置かなければなりません。しかしこのデッキの場合コートニーによってマナのカードはすべての文明を持つ扱いとなります。つまり、マナのカードすべてが自然のカードとして扱えるようになるわけです。
で、これをどう悪用する使うかというと、マナに落ちたコンチェの回収に使います。コンチェって先述の通りパーツを回収するカードなんですが、コンチェ自身がマナに落ちた時のことを考えないといけないんですよね。
そこでこいつを使ってマナのコンチェを墓地に落ちすことで、オプティマスで拾えるようになります。ヒッポ自身はマナに落ちてても問題ない(むしろ落ちてないと困る)のが偉いですね。
- 《Dの花道 ズンドコ晴れ舞台》
縁の下の力持ち的なカードです。
自分のクリーチャー全てに《青銅の鎧》のcipを与え、Dスイッチで《母なる紋章》を撃つことができます。主な用途はDスイッチでのオプティマスの踏み倒しですが、クリーチャーが出るたびにブーストするので足回りの安定性の向上も見込めます。
難点は、5マナでこれを張った場合次のターンのDスイッチではオプティマスを踏み倒すのに1マナ足りないところでしょうか。これ+ラララ・ライフなんかで6マナに届かせてから次のターンを迎えるのが理想ですね。
- 《術英雄チュレンテンホウ》
実質的なループパーツです。
マナ武装7で呪文を2回撃てるようになるわけですが、その状況下でコンチェを撃つとあら不思議、なぜか1マナ起き上がってます。
てなわけで、こいつはループしながらマナを起き上がらせることができるわけですね。起き上がったマナで《トンギヌスの槍》を無限に唱えても良いですが、このデッキの場合はiFormulaXやシャコを召喚しましょう。
ちなみにマナ武装はコートニーで染色してるので問題なく発動します。
- 《ノヴァルティ・アメイズ》
受け札。
平時はキャントリップの付いた《ホーリー・スパーク》ですが、SST能力が発動するとコスト8以下の非進化光クリーチャーを踏み倒すことができます。相手の打点を止めながらオプティマスを踏み倒してループの準備に入れるので、かなり相性がいいカードです。
- 《神の試練》《魔天降臨》《困惑の影トラブル・アルケミスト》
自我を出したゾーンです。3枚とも一般的な構築には入っていないカードだと思うので、1枚ずつ採用理由を解説していきます。
まず《神の試練》についてですが、これは単純に相性がいいからですね。このデッキは無限マナブーストによって山札をギリギリまで削ることができるので、試練のEXターン獲得がめちゃくちゃ簡単になるんですよね。試練で獲得したEXターンのはじめにDスイッチ起動、なんて芸当も可能になります。
次に《魔天降臨》と《困惑の影トラブル・アルケミスト》ですが、この2枚は役割的には全く同じカードです。
彼らのお役目はただ一つ、iFormulaXがEXウィンする上でのリソース源。無限マナブーストで伸びに伸びたマナをこれらのカードで全て手札に戻してしまえば、EXウィン条件の達成など朝飯前ですからね。
同じ役目のカードを採用している理由はただ一つ、《アルカディアス・モモキング》ケアです。JO退化が死んだとはいえ、それなりに見るカードではあるので…
採用候補カード
- 《再誕の社》
不慮の事故で墓地にiFormulaXなどが落ちてしまった時のために。
このデッキ、呪文はオプティマスの効果でいくらでも釣ってこれるんですが、クリーチャーをサルベージする手段がゼロなので(欠陥では?)採用の余地は全然あると思います。どうせコンチェで起き上がるから《再誕の聖地》でもいいかも?
回し方
このデッキの回し方は案外単純です。ループデッキと言っても、結構真っ当なループ(?)ですし、最終的なゴールが分かりやすいのもその一助となっていると思います。
まずは初動ですが、この中だとライフが優先度高めです。コートニーは戦況をよく見極めて、除去されなさそうなタイミングで召喚しましょう。
あまり強い動きではありませんが、2ターン目コートニー+ラララ・ライフで疑似フェアリー・ライフのような動きが出来ます。
上手く2→4→6と繋がったらオプティマスを召喚、そのままループに突入しましょう。繋がらなかったりオプティマスを引けていない場合は、晴れ舞台を張る、もしくはサーチ呪文でパーツを揃えるなどループの準備を進めていきましょう。
ループに入ったら、あとはこっちのものです。思いっきりぶん回して気持ち良くなりましょう。
弱点
一度回り始めてしまえばまず負けることはありませんが、いくつか不利対面が存在します。
- 敗北回避効果
シャコのEXウィンはほとんどの敗北回避カードをすり抜けていきますが、《不敗英雄 ヴァルハラ・グランデ》のように常在型効果での敗北回避を持つカードには無力なため、注意したい相手です。現代デュエマでグランデが出てくることがあるのかは疑問が残りますが…
ループデッキであると同時にコンボデッキでもあるため手札の質がとても重要です。なので、そこを刈り取ってくるハンデスはやはり苦しい対面と言えるでしょう。特に、最近環境上位にいるアナハンなんかはアプル出されたら詰むのでガン不利です。マジで。
- 呪文封殺
ループの過程に呪文が絡みまくるのでシンプルにキツいです。アプルと同じで一発で詰みます。
終わりに
というわけで、殿堂解除記念オプティマスループ2022でした。
殿堂王来空間に幽閉されている間にデュエマは随分と高速化・インフレしましたが、なんやかんや今の環境でもそこそこ戦えるんじゃないかな~とか思ってはいます。古豪デッキの意地を見せつけていきたいですね。
では。
【デュエマ】殿堂所感 2022夏
こんにちは、やすぜろです。
去る8月5日に殿堂発表があり、その後殿堂所感を書こう書こうと思いながら先延ばしにしていたら、2週間くらい経ってしまいました。私の悪い癖が出ました。
というわけで、今回は少し遅めの殿堂所感となっています。殿堂予想については前回の記事をどうぞ。
今回新たに規制の対象となったカードは7枚。夏の殿堂としては例年通り、平均的な枚数ですが、環境的には大きな変化が予想されます。てか、変化しました(執筆時点で既に新殿堂施行後)。
じゃ、早速1枚ずつ見ていきましょうか。
新殿堂カード
- 《樹食の超人》《超七極 Gio/巨大設計図》
1枚ずつとか言っておきながら、いきなり2枚同時の解説です。
というわけで、まずはこの2枚、《樹食の超人》と《超七極 Gio/巨大設計図》です。どちらも【グルメ墓地ソース】の根幹を成すカードで、制限をかけるとしたらグルメの方かな~とか言ってたんですが、普通に両方かけてきました。
キーカード2枚が規制の対象となったことでリペアも当然不可能、アーキタイプごと消滅する運びとなりました。まあ、【JO退化】が消えたら確実に覇権を握るデッキタイプだったんで、妥当と言えば妥当なんですけど……
《巨大設計図》に関しては、やっぱり巨大で巨大を拾えるのが不味かったようで、ツインパクト版が殿堂入りとなりました。あと、巨大が8投出来たら結局ピンのグルメも引っ張ってこれるんじゃないのってのもあるでしょうね。
さて、このカード、去年11月のデュエキングMAXで登場したカードなので、約300日という速さで足湯にぶち込まれたことになります。今回規制されたもう1つのカードと並んで9位タイの記録です。今後は【九極侵略】などで第二の人生を送ることになるものと思われます。
- 《月下旋壊 ド・リュミーズ》
お次はこちら。上述の「もう1つのカード」こと、《月下旋壊 ド・リュミーズ》です。このカードもデュエキングMAX出身で、巨大同様300日でお縄となったわけなんですが……
これの規制が発表された時、殆どのDMPが同じ反応をしたと思うんですよ。「え、そっち?」って。
このカードが使われているデッキは、ご存じ【青t黒スコーラー】です。軽量呪文を連打して最速4ターンでのループを狙うデッキで、早い話ソリティアデッキの類です。このデッキにおけるド・リュミーズの役割は、円滑なループの遂行。代替コストで呪文の使用回数を稼ぎながら墓地の呪文を増やす動きがデッキと嚙み合いまくっています。
こうして見ると、今回こっちが規制された理由も理解できるし順当だな、とは思うんですが……
いや、実際今回の規制で【青t黒スコーラー】というデッキタイプは消滅したわけで、役割的にもド・リュミーズを制限した方が確実なのは確かなんですが、アイツ野放しでいいのかなあ……?
- 《竜魔神王バルカディア・NEX》
3枚目はこちら。退化デッキのエース、《竜魔神王バルカディア・NEX》です。
こいつに関しては、まあ、そうだよね……って感じですね。十中八九制限されるだろうな~と思っていたので特に驚きもありませんでしたし、妥当中の妥当だと思います。
元を辿れば、進化クリーチャーの再構築の裁定が変わったのがすべての始まりで、「デスマーチの進化元になれて」、「退化したターンに殴れて」、「盾をすべて割りながら後続も呼べて」、「呪文をロックしてトリガーケアが出来る」こいつは、持てる要素すべてが余りにも退化というギミックと噛み合い過ぎていました。
タマシードの登場によって以前ほどの決定力は無くなったものの、こいつを4ターン目に立てられて盤面を返せるデッキはそう多くありません。先4でこんなん出されたら普通に無理なんですよね。
退化のギミック自体は未だ健在なので、今後はフィニッシャーをゲンムエンペラーなんかに変えたリペア構築が使われていくことになると思います。まあ、出力は当然大幅に落ちますが……
新プレミアム殿堂カード
- 《爆熱剣 バトライ刃/爆熱天守 バトライ閣/爆熱DX バトライ武神》
いや~~~~~、これはビックリしましたね……
予想してる人がそれなりに居たのは知ってるんですが、アドバンス限定のカードだし流石に無いんじゃないかなって思ってたので……
というわけで、プレ殿に昇格したのはこちら、《爆熱剣 バトライ刃》です。ドラゴンサーガが生んだバグのひとつで、一時期は閣ループなんてことをしながら山札のドラゴンをすべて場に出したりしていました。裁定変更後も、【ハムカツドラグナー】の主軸として環境を破壊したりとその暴れっぷりは枚挙に暇がありません。ヘブフォヒビキバトライハムカツゲンムは魔法の呪文。
モルネクとのプレミアム超次元コンビや、その後単体での殿堂などを経験してきたカードですが、今回ついに温泉行きが決定してしまいました。やっぱり、無いも同然の龍解条件がダメだったんですかね。発売予定のモルトのレジェンドスーパーデッキとの兼ね合いもあると思いますが、何にせよ1つの時代が終わったような感じがしますね……
新プレミアム殿堂コンビカード
- 《禁断英雄 モモキングダムX》《未来王龍 モモキングJO》
王者、堂々完結。
というわけで、新たにプレミアム殿堂コンビとなったのは《禁断英雄 モモキングダムX》と《未来王龍 モモキングJO》の2枚です。
いや~、久しぶりに見ましたよプレミアム殿堂コンビとか……《龍仙ロマネスク》+《母なる大地》&《母なる紋章》以来なんで、15年振りとのことです。ビックリ。
この2枚を同じデッキに入れることが出来なくなった以上、【JO退化】というアーキタイプは完全に消滅。全国大会覇者もついに終焉を迎えることとなりました。
プレミアム殿堂コンビという形は、発売・再録からさほど日数が開いていないこの2枚に対する規制として一番丸いものと言えます。単体ならまだそれぞれ4枚使えますからね。今後は両者とも健全な使われ方をしていくでしょう。
していくでしょう。
今後の環境
さて、今回の殿堂施行で環境トップのデッキが軒並み消滅した一方で、一切お咎めが無かったデッキも多々あります。
新殿堂後の環境ではこれらのデッキが中心となっていくものと予想されます。特に、環境の速度を定義していた【JO退化】などがいなくなったことで、4ターン以降の決着を狙うデッキが復権。これまでより若干後ろ寄りの環境になるんじゃないかなと思っています。にしてはアグロ多くないか?
9月からの新シリーズでこの環境がどう変化するのかも見ものですね。
では。
【デュエマ】殿堂予想 2022夏
こんにちは、やすぜろです。
6月末の大量殿堂解除から1ヵ月強。いよいよ殿堂発表が目前に迫ってきました。今週末ですってよ今週末!!
今週8月5日(金)18時00~
— デュエル・マスターズ公式アカウント (@t2duema) 2022年8月2日
【 殿堂発表&闇に染まれ!9月からのデュエマ丸わかり生配信!】が決定!!https://t.co/yuJhrjd7u1#デュエマ #デュエマ20th #デュエチューブ pic.twitter.com/UT69msjD9X
というわけで、今回の記事では殿堂予想をしていきます。
殿堂解除は文明ごとにやっていましたが、今回はデッキごとに分けて解説をしていくつもりです。その方が分かりやすいと思うので……分かりやすいよね??
現在の環境
まず、今の環境でどんなデッキが活躍しているのかをフォーマットごとに軽く振り返るところから始めましょう。
- オリジナル
オリジナルでの環境トップといえば、やはり【JO退化】でしょう。
その【JO退化】に対して有利が付く【青魔導具】が追随し、その下に【グルメ墓地ソース】、【赤単我我我】、【ラッカ鬼羅.Star】と続いています。【墓地退化】は少し立ち位置を落とす形となっています。
- アドバンス
アドバンスでは、【ガイアッシュ覇道】が頭一つ抜けた環境トップとして君臨しています。【青t黒スコーラー】、【JO退化】、【4cドラグナー】がそれを追う形に。その下には【アナカラーハンデス】、【赤単我我我】などが続きます。
とまあ、こんな感じですね。規制が入るとしたらここら辺のデッキからでしょう。
んじゃ、早速殿堂予想やっていきましょうか。
【JO退化】
オリジナル・アドバンス共に、環境トップを突っ走る正真正銘の最強デッキ。全国大会2019や超CSでの活躍も記憶に新しいですね。
最速3ターン目に退化を決め、多種多様なモモキングを絡めて殴り切るビートデッキの雄。出力的には間違いなく右に出る者はいません。ちょっと強すぎませんかねこれ……
さて、このデッキから何を規制するかというお話ですが……これ、JO退化をどのくらい重く見るかで変わってくると思うんですよね。
というのも、デュエマは9月から新シリーズが始まるわけで、公式的には環境を一新したいはずなんですよ。新章DMが始まった時はコスト踏み倒しメタを実装することで環境の一新を図りましたが、今回は殿堂という形でそれを狙うんじゃないかなあ、と。
てなわけで、「JO退化」というデッキタイプを本気で潰しにかかるなら、《禁断英雄 モモキングダムX》や《未来王龍 モモキングJO》の規制もあり得なくはない話だと考えています。実際、この2枚のどっちかが規制されたらデッキは成り立たなくなりますからね。
そうは言ったものの、私はこの2枚の制限は無い、と見ています。理由としては、公式もそこまではやってこなさそうってのもありますが、
上の2枚なんかよりもっとイかれてるカードがあるからです。
前置きが長くなりました。私の殿堂ド本命はこちら、《進化設計図》です。
初出は古く、転生編第1弾の出身です。いわゆる「時代が追い付いた」系のカードで、当時の進化クリーチャーのスペックを考えると全然妥当なカードパワーでした。捲る枚数が6枚とやたら多いのも、進化クリーチャーはデッキに多く積むようなものではなかったことに起因します。
しかし、時は令和。
進化クリーチャーはコストを支払わずに出てくるようになり、挙句進化元さえ実質的に必要無くなってしまいました。こうなってくると話は別です。
進化クリーチャーが平均17枚も積まれたJO退化において、このカードは2コス3ドローは基本、下手したら6ドローというアクアンも真っ青もともと青いよねのリソース源と化します。時代が追い付いたどころか追い越して行っちゃいました。
ここで気になるのが《エボリューション・エッグ》の存在です。
今でこそ5枚目以降の《進化設計図》として扱われていますが、もし設計図が規制されたなら、こっちでリペアされるだけなんじゃ?という気もします。
エッグ主体となった場合、多少出力は落ちますが、JO退化というデッキタイプは全然存続できるので、こっちも巻き添え喰らって制限されるんじゃないかと思います。殿堂するようなカードじゃないといえばそうなんですが、《次元の霊峰》という前例があるので、なくはない話じゃないかな……と。
【赤単我我我】
他のデッキの受けが強化されたことによって相対的に立ち位置を落としていますが、安定して3キルを叩き込むその速度は依然として強力です。《我我我ガイアール・ブランド》の登場以降、常に環境にいるので相当に息の長いデッキタイプですね。
搦手を使わず、超過打点を並べてシールドを殴って勝利するという分かりやすい速攻デッキ。環境上位のデッキにしては珍しくちゃんとデュエルマスターズしてます。我我我そのものがインチキ寄りなのは、それはそう。
さて、比較的真っ当にデュエルマスターズをしているこのデッキですが、1枚怪しいカードがあります。
それがこちら、《カンゴク入道》です。
効果は単純で、自ターンの終わりに盾を1枚回収するというもの。これだけでもだいぶおかしいですが、鬼タイム発動でなぜか3000もパンプアップします。なんで?
誰が呼んだか、「赤いサイバーダイス・ベガス」。このカードの登場により、赤単は「溜める」というプランを取ることが可能に。3キルにこだわらず、リソースを確保してから殴ることで、次のターンにより確実なリーサルを形成することが出来ます。
今の赤単がここまで強いのにはもちろん我我我の存在もありますが、間違いなくこのカードによる部分が少なからずあります。実際、カンゴクが絡むと赤単の打点は誇張抜きで2倍くらいに跳ね上がります。盾から轟轟轟引くのやめてもらっていいですか?
ぶっちゃけ金トレで再録されたとか関係なしに大概やってるカードだと思うので、まあ制限されるでしょう。赤単は必要悪みたいなとこありますけどいつまでも環境に居座られてもそれはそれで困るんで……
【5cザーディクリカ】
高いカードパワーでまとめられた現代のコントロールデッキで、何と言っても格段に高い対応力が強み。明確な有利が付くデッキこそないものの、どのデッキ相手にも安定して勝ち越せるため、これといった不利な対面が無いのも魅力。
このデッキからの殿堂候補は《龍風混成 ザーディクリカ》と《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》の2枚です。
このデッキのメインギミックともいえる2枚で、ネバーザーディロストの親の顔より見た流れで4ターン目にこちらの手札を叩き落してきます。お前は今まで撃った《ロスト・Re:ソウル》の数を覚えているのか?
で、どっちが殿堂濃厚なのかという話ですが、これはさすがにネバーの方じゃないですかね?
ザーディって書いてることはおかしいんですけど、総合的に見ると「強いカード」で止まるんですよ。なんだろう、単体スペックの極致みたいな感じで強いのは間違いないんだけど殿堂はしなさそうっていう……めちゃくちゃ伝えづらいなこれ。
一方のネバーは、どちらかというとザーディとは対極の汎用性の塊みたいなスペックで、いろんなカードと組み合わせて真価を発揮するタイプです。危険度で言えばこういうカードの方が上なんですよね。あとこいつループするし。
【墓地退化】
少し前まで環境トップだったこのデッキですが、ここ最近は随分と立ち位置を落としています。タマシードの登場によりフィニッシュ力が落ちたのが原因なんですかね?
このデッキからの殿堂候補と言えば、こいつしかいないでしょう。
《竜魔神王バルカディア・NEX》です。
パワー25000のワールド・ブレイカーで、アタックトリガーで除去を放ちながら山札からドラゴンかコマンドを踏み倒します。あとちゃっかり呪文もロック。一時期ほどの制圧力は無くなったとはいえ、4ターン目に出て良いクリーチャーでないことは明白です。1+3は15じゃないんだよな。
よくもう一つの候補として《死神術士デスマーチ》が挙げられることがありますが、私は無いと見てます。だってデスマーチ規制されても、ゴワルスキーとかでリペアされるのが目に見えてるじゃないですか。というか、バルカとデスマーチどっちが悪いかで言ったらどう考えても8:2くらいでバルカが悪いんですよ。
なので、墓地退化からはバルカ一択だと考えています。こいつが規制されたら墓地退化はさすがに環境落ちするでしょうね……
【グルメ墓地ソース】
少しづつ入賞数を増やしていき、とうとう環境上位に入り込んだ現代の墓地ソースです。
まず、このデッキがどういったデッキなのかを見ていきましょう。
《巨大設計図》で得た大量の手札を《樹食の超人》の召喚コストに変換し、そこで肥えた墓地を使って《暴走龍 5000GT》や《ブラキオ龍樹》などのデカブツを盤面に並べて、ロックをかけながらぶん殴るデッキです。キルターンはだいたい4ターン前後。
というわけで殿堂候補カードは上にもある通り、《巨大設計図》、《樹食の超人》の2枚です。
1枚ずつ見ていきましょうか。
《巨大設計図》は山上4枚を捲って、その中からコスト7以上のクリーチャーをすべて手札に加える2コストの呪文。このデッキの心臓部と言っても差し支えありません。罪状は《進化設計図》と大体同じです。
《樹食の超人》は召喚時に手札・マナから選んだカードの枚数だけコストが軽減されるクリーチャー。その際選んだカードはすべて墓地に送られるため、1コストで召喚すれば一気に7枚もの墓地肥やしが可能となります。ダメじゃねえかなこれ。
近年のデュエマは(というかバスター以降)ヤバいデッキは本体のヤバいやつを直接規制する傾向にあるので、そう考えるとデッキタイプのコンセプトたるグルメの規制が妥当じゃないかと思います。
そういえばこいつツインパクト版あるんだけど……どうなるんですかねこれ?
【ガイアッシュ覇道】
アドバンス環境のトップを張るのがこのデッキ。豊富なブーストに加え、《勝利龍装 クラッシュ”覇道”》の高いフィニッシュ力によってTier1の座を恣にしています。
一見、制限するようなカードが無いように見えますが……今回、少し大穴としてあるカードを予想してみました。
《メンデルスゾーン》です。
このカード、なんかすっかり定番の初動枠みたいな感じで馴染んでますけど、普通にやってることおかしいですからね。ドラゴン限定とはいえ、2コス2ブーストは大分未来の性能してます。先攻メンデルは犯罪。
じゃあ殿堂する確率はどのくらいなのかというと、まあ盛って10%くらいじゃないですかね。なんかこいつが殿堂するビジョンが見えないって言うか……だからこその大穴予想なんですが。
【青t黒スコーラー】
4ターンキルにすべてをかけたデッキで、【ガイアッシュ覇道】には有利が付きます。
このデッキから殿堂候補を出すとしたら、もうこいつしかいないでしょう。
皆さんご存じ、《次元の嵐 スコーラー》です。
このデッキの核にしてフィニッシャー。呪文を5回唱えたら飛んできて、EXターンを獲得してそのまま勝っていきます。デュエルマスターズは呪文を5回唱えたら勝つゲームです。
いろいろと制限される要素しかないので今回こそしょっ引かれるんじゃないかなあと思ってます。
その他
特定のデッキに入ってるカードってわけではありませんが、殿堂……というかプレ殿候補のカードも一応1枚あります。まあ何となく察しついてるかもしれませんが……
《生命と大地と轟破の決断》です。知ってた。
いつプレ殿してもおかしくないというか、なんでいま1枚使えてるのかも分からないカードです。こいつも制限される要素しかないですね。
終わりに
てことで殿堂予想でした。
だらだら書いてたら発表の2日前とかになっちゃって、焦りながら今ここを書いています。あと何か思ったより長めの記事になっちゃいましたね。
殿堂解除の時は結構予想が当たってたので、今回はどうなるか楽しみですね。新シリーズについての情報も気になりますし、5日が待ち遠しいです。
では。
【デュエマ】組んだデッキ紹介とか その2
こんにちは、やすぜろです。
前回の記事に引き続き、ブログを更新できてなかった間に組んだデッキの紹介ですね。前回は【赤白ノヴァ】といった比較的真面目寄りのデッキでしたが、今回はちゃんと私らしい(?)インパクトのあるデッキとなっています。
さて、話は変わりますが皆さんは私の好きな種族をご存じでしょうか?
それはズバリ、「ゼニス」です。
E2が世代ど真ん中の私にとってゼニスはパワーカードの象徴のようなもので、1枚でゲームエンド級のデカブツの虜になるのに時間はかかりませんでした。私が5c握ってる理由の半分以上を占めているといっても過言ではありません。
そんなゼニスも、E2が終わった後は目立った新規が出ることもなく、2018年にクロニクルデッキが出たきりとなっていました。
しかし、王来篇に入ると状況が一変。
「ディスペクター」の登場によって、他のクリーチャーとくっ付けられる形で3体もの新規ゼニスが登場したのです。
令和のスペックでデザインされたゼニスはどれも強力で、エターナル・Ωこそ失ったものの、EXライフという新たな除去耐性を獲得。更にはおあつらえ向きなバグカードまで出てくる始末。
これはもうゼニスデッキを組むしかありませんね。今こそ、あの頃の夢を、ゼニスをガン積みしたデッキを作りたいという夢をかなえる時なのです。
てなわけでデッキリストです。
脅威のゼニス16投。バカじゃねえのかと思うかもしれませんが、安心してください。
ちゃんと大真面目にバカをやるデッキです。
コンセプト
このデッキのコンセプトは単純明快で、「盤面にゼニスを並べて勝つ」、ただそれだけです。1体でもゲームエンド級のゼニスを大量に並べようもんなら、人は間違いなく死にます。
その上で主役、というか起爆剤となるのがこのカード。
《天運ゼニスクラッチ》です。
由緒正しい踏み倒しカードの1つで、ゼニスの早期着地に一役買ってくれています。先輩たちと比べると少々重い気もしますが、そこはふんだんに積んだマナ加速でカバーしましょう。
採用カード
- 《フェアリー・Re:ライフ》《地龍神の魔陣》
初動枠としての2コストブーストです。特に削る理由もないのでそれぞれ4投。どちらもG・ストライク持ちなので、受け札としての役割も持っています。
Re:ライフに関しては特に何も言うことは無いんですが、地龍神を使うときは少し注意が必要です。
というのも、このデッキは先述の通り、ゼニスクラッチでゼニスを踏み倒すデッキです。つまり、「山札の中のゼニスの割合」がとても重要になってきます。なので、トップから捲った3枚の中からなるべくゼニス以外のカードをマナに置くか手札に加えるようにしましょう。細かいですが結構大事なところです。
- 《フェアリー・ライフ》
9枚目以降の初動としての採用です。
ぶっちゃけここは自由枠なんで、《ピクシー・ライフ》とか《フェアリー・クリスタル》とかに変えても問題ありません。
- 《フェアリー・ソング》
無条件で2ブーストするカードです。iFormulaXの時もお世話になりましたね。
2コスブーストから繋げば2→4→7のマナカーブが無理なく達成できるため、最速4ターン目にゼニスクラッチを撃つことが出来ます。マナがタップインで置かれる点には注意しましょう。
- 《ホーガン・ブラスター》
サブプランのような物。
クリーチャーも呪文も踏み倒せるので外れがありません。ゼニスクラッチより2コスト軽いので、ソングを引けなかった時なんかはこれに頼りましょう。殿堂カードなのでピン投ですが。
- 《ドルツヴァイ・アステリオ》
踏み倒しが根幹を成すデッキなだけあって、とこしえ等のメタを出されるとやはり苦しい所があります。そんなメタクリたちをマッハファイターで上からぶん殴ってくれるのがこのカード。
召喚時点でのパワーも6000と、《デスマッチ・ビートル》以外のメタクリに殴り勝てるライン(というかデスマッチは踏み倒したゼニスが普通にバトルに勝てちゃう)。バトルに勝ったらマナの枚数と同じ数だけブーストできるため、6→12という異次元のマナカーブを描くことも可能です。まあ、任意なので山札が怪しい時とかはやめときましょう。
- 《流星のガイアッシュ・カイザー》
なんか書いてあること全部強いバグみたいなカードです。
相手の踏み倒しに反応して飛んできて、cipで2ドロー、さらにコスト10以上のクリーチャーの召喚コストを4軽減した上に、取って付けたかのような攻撃制限まで持っています。いや、改めて能力羅列したけど普通に意味分からんな??
効果もバカなら値段もバカで、未だに¥4,000~を維持しています。正直デッキの出力とか考えても高すぎるので、私は今のところこの枠に《ミステリー・キューブ》を突っ込んでます。再録されて安くなったら換装するかも。
- 《天運ゼニスクラッチ》
実質的なこのデッキの核です。
事前にシャッフルをするので積み込みは出来ませんが、ゼニス16投のこのデッキなら期待値はかなり高め。最悪ゼニス以外が捲れても手札に加えられるため、アド損にはなりません。
「召喚」するためゼニス連中の召喚時限定cipを使えるだけでなく、オニカマスやテスタ等のメタクリも貫通して着地することが出来ます。なんか知らないうちにケアしてる……
- 《「俺」の頂 ライオネル》
言わずと知れた元祖ゼニス。
自分の盾が全てトリガーになる、という全DMPの夢みたいな効果を持っています。召喚時限定cipで盾を追加できるため、盾がゼロの盤面からでも十分に展開が可能。パワー13000のブロッカーという点も大きいですね。
さらに、S・トリガーで出るクリーチャーは召喚扱いになるため、盾からゼニスが捲れた日にはもうお祭り騒ぎです。大体そのまま勝ちます。
- 《黒智縫合 レディオブ・ローゼルド》
王来篇で登場したディスペクターゼニスの内の1つです。
召喚時限定cipで5ドローしつつ、相手に5ハンデスをブチかますその様はまさにレディオ・ローゼスそのもの。さらにLO対策と敗北回避能力を持ち合わせていて、何かと山札が薄くなりやすいこのデッキとの相性は抜群。EXライフと23000もの高パワーにより、除去されることはそうそうありません。
あと何かマッハファイター持ってるので適当なクリーチャーをシバいていくことも出来ます。
- 《終末縫合王 ミカドレオ》
王来篇で登場したディスペクターゼニスその2。
召喚時限定cipでトップから4枚を捲り、その中のクリーチャーを好きな数出せるというディスペクターの中でもトップクラスに派手な能力を有しています。
これだけでも十分強いんですが、特筆すべきはもう1つの能力。なんと、場に自分のコスト8以上のクリーチャーが4体以上いれば、それだけでEXウィンしちゃいます。なんなら自身もカウントに入るので、cipでコスト8以上を3体踏み倒すことが出来ればその時点で勝ちが確定します。後はターンが返ってくるのを待つだけです。
このカードの何がヤバいって、なんかやたらEXウィンの条件が緩いんですよね。極端な話、相手のブレイズ1点でトリガーしたゼニスクラッチからこいつが出てコスト8以上が3体捲れたら、後手1.5ターンキルすらあり得るんですよね。ヤバくない?
- 《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》
ゼニスクラッチで捲れたら大興奮するカードNo.1(私調べ)です。
いやほんとに私このカード大好きで、無理なくVANがデッキに4枚入ってるってだけでめちゃくちゃ満足度高いですし、多幸感が全身に広がっていくのを感じます。
召喚時限定cipで全バウンス、さらには常在効果でドラゴンとコマンドにロックをかけます。このロックが本当に偉くて、デュエルマスターズにおいて強いクリーチャーには大体ドラゴンかコマンドが付いてるので、それを止められるのはかなり評価できます。
あと顔が良い。
回し方
これといった定石は無いので、まずは初手の5枚を見てゲームプランを組み立てていきましょう。
ゼニスクラッチを引けているならそこを目指し、引けていないなら他のアプローチを模索しましょう。とりあえず2コスブースト撃っとけば問題無いです。
2→4と繋がったあとはソングで7マナ帯に届かせるか、魔陣で山札を掘り進めていくかのどちらかです。ここらへんでは、出来ればガイアッシュを1枚キープしておきたいところ。初手でマナに埋めて相手に圧をかけてもいいですね。
7マナ貯まったら、いざクラッチ!!自分の運を信じてゼニスを引き当てましょう。ガイアッシュによる牽制、ドルツヴァイによるメタクリの除去でも構いません。
ガイアッシュの軽減によってゼニスを素出しする場合は、ライオネル>ミカドレオ≧VAN>レディオブの順で優先度が高いです。もちろんこれは盤面次第で変わるので、あくまで一つの目安として考えてください。
実際、最大値を狙いに行くとしたらライオネル+トリガーでミカドレオとかになるので……割と再現性あるんですよねこれ。こっわ。
改造案
今回採用しなかったゼニスとして、ウェディングと鬼羅丸が居ます。サスペンス?さあ……?
理由としては、ウェディングは相手が選ぶためそこまで盤面に干渉できないこと、盾焼却はそもそも殴らずEXウィンするので活かしきれないことが挙げられます。
鬼羅丸も似たような感じで、殴らないのでSA付与が無駄になること、ガイアッシュを出した次のターンに1マナ足りず繋がらないことが挙げられます。ドルツヴァイからは繋がるんで、そっちを重視するならアリだと思います。
他のゼニスは正直……採用するかと言われるとちょっと……ってなるラインではありますね。強いて言うなら、ライオネルフィナーレがアリかなあ……?ってくらいですかね。ロマノグリラにゼニスが付かなかったのが悔やまれますね。
終わりに
というわけで、デッキ紹介その2でした。
前回と打って変わって私らしいデッキでしたが、やっぱ趣味を全開にしてデッキを組むのはめちゃくちゃ楽しいですね。ダーツデリートの時もそうでしたが、私ってこういうデッキ考えてる時が一番生き生きしてるんじゃないかってなんとなく思います。
当分はガイアッシュの値段を監視しながら生きていこうと思います。
では。
(2022 10/5追記)
新弾1箱買ったらガイアッシュ引けたんで、そのまま勢いで3枚買ってフルパワーが出せるようになりました。
【デュエマ】組んだデッキ紹介とか その1
こんにちは、やすぜろです。
いや~、久しぶりの記事更新ですね。色々忙しかったのもあって、ここ数か月まともにブログを更新できていませんでした。というわけで、今回はその間に組んだデッキの紹介というか解説をしていこうと思います。
結論から言いますと、1つ目のデッキは【赤白ノヴァ】です。
いつだったか、私はこんなことを言っていました。
ちなみに私は、意味もなく《蒼き団長 ドギラゴン剣》を買いました。そのうちデッキを組もうと思います。
で、デッキタイプを色々調べた結果たどり着いたのが【赤白ノヴァ】でした。
理由は単純、安いからです。
【シータノヴァ】なんか組もうとした日には、向こう数か月はもやしだけ食べて生きていく羽目になります。
強さに関しても、【赤白ノヴァ】は環境レベル……とまでは行かなくても、身内で使う分には十分強力なデッキタイプです。こりゃ組むしかねえな!!!
てなわけでデッキリストです。ほぼテンプレ構築ですね。
バルチュリスの枚数に関しては結構好みが出ると思います。私は4枚買ったので4投しました。
採用カード
- 《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》、《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》
現代デュエマではすっかりお馴染みとなった、2コストメタクリーチャーです。
赤単などの自分より早いデッキに牽制をしたり、主に序盤の時間稼ぎをしてくれます。効果が微妙に違うので、対面によってどちらを出すか見極めましょう。
- 《チャラ・ルピア》
2色になった代わりにコストが1減った《コッコ・ルピア》です。
2ターン目の優先度としては上記のメタクリに劣りますが、どちらも引けていない場合や、盤面的に余裕がありそうな場合は積極的に召喚を狙いたいカードです。
- 《大爆龍 ダイナボルト》
4コスSAのドラゴンです。
各ターンはじめて攻撃する時にアンタップ、という一見紫電効果のように見えるこのテキストですが、実態はかなり違っていて、攻撃宣言を行い、タップした直後にアンタップします。
……何を言っているんだ、と思うかもしれませんが、これが正しい挙動です。要するに、アンタップした状態でシールドをブレイクする、ということです。なので、革命チェンジをすれば、当然チェンジ先もアンタップ状態で着地します。
このアンタップが、後々良い仕事をするわけです。
- 《❝龍装❞チュリス》
上振れ要因です。引いたら勝ち。
- 《龍装者 バルチュリス》
自軍の2度目の攻撃に反応して着地するSAのドラゴンです。
主に打点増強として使われますが、このカードからノヴァに繋げる動きも十分可能です。どうしてもサイバーエクスあたりが引けなかった時に出しましょう。
また、攻撃の終わりに着地するため、S・トリガーをケアすることも出来ます。使われると結構対処が難しいカードです。
- 《凰翔竜機ワルキューレ・ルピア》
ファイアー・バードまたはドラゴンという恐ろしくガバガバな条件の革命チェンジを持つカードです。
基本的にはダイナボルトからチェンジすることが多いですが、2ターン目にチャラを出していれば2→5と繋がって、素出しすることが出来ます。自身はコスト5以上のドラゴンなので、もちろんノヴァになれますし、ノヴァの踏み倒し範囲内でもあります。
ドラゴンへのブロッカー付与も優秀で、ノヴァの警戒と上手く噛み合っています。
- 《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》
上面はウィニーを一掃する6コストドラゴン、下面はカード指定除去の2コスト呪文です。
基本的に使うのは超英雄タイムの方ですが、オニカマスなどのアンタッチャブルがいる場合はスパヒの方を使うこともあります。まあ滅多にありませんが……自軍も巻き込むし……
- 《ボルシャック・サイバーエクス》
火または水のコスト3以上のドラゴンからチェンジできるSAのドラゴンです。
ノヴァから踏み倒せるのはもちろん、ダイナボルトから繋いで、さらにノヴァへ、と2段革命チェンジをすることも出来ます。
何よりもcipが優秀で、コスト踏み倒しメタを除去しながら走ることが可能です。モード選択で相手が選ぶ除去もあるので、盤面次第ではオニカマスの除去も出来ちゃいます。ファイナル革命で捲れたら大喜びしましょう。
- 《蒼き守護神 ドギラゴン閃》
このデッキの核です。
ワルキューレかサイバーエクスから飛んできて、山上から4枚捲ってその中の多色クリーチャーをコスト6以下になるように踏み倒します。
バスターの調整版といった位置付けのカードですが、あちらと違って山上からなので確実性が無い、しかしマナや手札の消費が無い、なぜかブロッカーを持っている、とうとう「蒼」要素が無くなってしまった、など結構使い勝手は異なるカードです。
味方多色獣に警戒を付与できるので、万が一ダイレクトアタックをし損なっても安心です。
- 《蒼き団長 ドギラゴン剣》
ドギラゴンの頭がおかしい方。
チェンジ条件自体はノヴァとほぼ一緒で、踏み倒しの範囲がこちらは手札またはマナゾーンから、となっています。
ノヴァの項でも述べましたが、公開領域から踏み倒しを行えるため、その対応力はあちらと比べて段違いに高いです。
加えて味方多色獣へのSA付与があるため、雑にチャラを3体踏み倒しても打点を横に並べることが出来ます。この柔軟性が殿堂カードたる所以だと私は思います。
当然引いたら勝ちなので、華麗に先3ドルガンバスターを決めて気持ち良くなりましょう。
- 《閃光の守護者ホーリー》
このデッキ唯一の受け札です。
cipで《ホーリー・スパーク》を放つS・トリガーのブロッカーで、一応攻撃できるので打点としても数えられます。
盾の中でじっとしていて欲しいカードなので、もし手札に来たら、お前の居場所はここではない旨を伝え、マナに送りましょう。
回し方
まずは相手のデッキタイプなんかを予測していきながら、どのカードをプレイするか選択していきましょう。
2コスト域での選択肢は《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》、《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》、《チャラ・ルピア》の3つ。
基本的にはテスタを優先的に出したいところですが、赤単のような「コスト自体は払っている」対面にはミクセルを選択します。チャラはなんか相手が事故ってそうだったら出しましょう。
メタクリで時間を稼いだら、いざ始動。ダイナボルトからサイバーエクスorワルキューレにチェンジし、そこからさらにノヴァorバスターに繋げて一気に押し込みましょう。
ところで、このデッキの最速キルターンは3です。いくつかパターンがあるので、列挙していきます。
- 2ターン目チャラ→3ターン目ダイナボルト→チェンジサイバーエクスorワルキューレ→チェンジノヴァorバスター
- 2ターン目チャラ→3ターン目ワルキューレ→チェンジノヴァorバスター
- 2ターン目いずれかの2コストクリーチャー→3ターン目ドルガン→チェンジノヴァorバスター
プラン2と3はどちらもノヴァやバスターのファイナル革命が成功しないと成立しないので、その点には注意しましょう。また、どのプランにもバルチュリスを絡ませることが出来るので、打点増強として宣言を忘れないようにしましょう。
改造案
改造案、とは言ったものの、このデッキって既に結構完成されてて、あんまいじる場所無いんですよね……
強いて言うなら、この2枚でしょうか。
メメントはホーリーのような即効性こそ無いものの、ブロッカー付与やDスイッチでタップキルが狙いやすくなったり(特にオニカマス)と、受けに関しては互角かそれ以上の性能を誇ります。あと軽いんでホーリーと違って手札に来ても全然素出し出来る範囲なのが偉いですね。相手のD2フィールドを剥せる点でもグッド。
ダンテはサイバーエクスとワルキューレの両方からチェンジが可能で、ファイナル革命のロックにより、コントロール寄りの動きを取ることが出来るようになります。cipでチャフを唱えられるので、ファイナル革命が不発でもチェンジする価値があるカードです。
惜しむらくはどちらも殿堂カードなことですかね……メメント4投出来るならそりゃしたいですよねえ……
終わりに
というわけでデッキ紹介その1でした。
私にしては珍しく真面目なデッキだったんじゃないでしょうか?近いうちにもう一つのデッキの方も書くので、どうぞご期待ください。
次回は私らしく変なデッキなので、「変なデッキ成分が足りないよ~!!」って方もご安心ください。
では。
【デュエマ】殿堂解除所感
こんにちは、やすぜろです。
皆さんは先日のデュエチューブ生放送をご覧になられましたでしょうか。
デュエマ20周年を記念してなのか、20枚ものカードの殿堂解除が発表されました。
その内3枚は事前に情報が出ていた《禁断 ~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX》、《FORBIDDEN STAR~世界最後の日~/終焉の禁断 ドルマゲドンX》、《滅亡の起源 零無/零龍》なので、実質的な殿堂解除は17枚ですね。
とは言え、一度にここまで大量のカードが解除されるのは前例のないことです。普通、殿堂解除といえば2、3枚で、多くて5枚とかですからね。
そんなわけでDM界隈は大いに盛り上がりました。元々、殿堂関係が(規制も解除も)一種のお祭りとして認識されている節があったので当然といえば当然です。
私も例外なく盛り上がったDMPの内の1人で、仲間内で解除予想をしてみたりしました。で、当日は同時視聴しながら答え合わせをして大はしゃぎでした。楽しかったです。
せっかくなので、所感に移る前に私たちの予想を貼っておきます。
左が殿堂解除予想で、右がプレ殿解除予想です。
「まあこれは解除されるよね……」みたいなカードを挙げつつ、せっかくの大量解除なので多少攻めたカードを解除してほしい、という期待も込めて選定しました。盛り上がりすぎて17枚以上選定してるのは言わないでください
で、実際に解除されたのがこちらのカードたちです。
こうやって見比べてみると、割と当たってますね。もっと外すかと思ってたので、案外私の審美眼もまだ捨てたもんじゃありませんね。
ただ、やっぱり許されなかったのもチラホラ居ますね。《大勇者「鎖風車」》なんかはそろそろ釈放されてもいいんじゃないかな~って思ってたんですが、ループに加担した罪は重かったようです。
《インフィニティ・ドラゴン》は、なぜかスルーされました。ここ逃したら一体いつ解除するんだって話ですが、どうするんですかね……
逆に「あっ、これ解除していいんだ」ってのも居ましたね。《スパイラル・ゲート》なんかは結構無い寄りで見てたので意外でした。2コスのトリガー付きバウンスが許されるのが令和です。
特に激アツだったのが、この2枚。
《ミラクルとミステリーの扉》と《パーロックのミラクルフィーバー》です。
ミラミスについてはマジで解除は無いと踏んでたので、完全に不意打ちでした。不意打ち過ぎて、探してもうちのストレージにはありませんでした。後で買います。
そしてミラクルフィーバー。このカードの相棒と言えばそう、言わずもがな、《偽りの名 iFormulaX》ですね。
ミラクルフィーバーを使ったiFormulaXのデッキは、包囲網フローズンとはまた少し違います。
適当なカードでボトムを操作し、ミラクルフィーバーで下に送ったカードを宣言、山をごっそり引いていきます。ミラクルフィーバーの性質上、デッキをハイランダー気味で組む必要があるわけです。
返しのターンをどう凌ぐかは検討すべき点ですが、やはりフローズンが適任だと私は思います。包囲網と比べると、こちらは手札にフローズンが無い状況からでも始動できるという強みがあります。コンボデッキにおいて、手札の要求値が下がるのは明確な利点です。
一方、ハイランダー気味とは言え、デッキの根幹を成すカードはやはり複数積んでおきたいというジレンマもあります。ミラクルフィーバーで宣言したカードがいきなり出て来て、1枚しか引けなかったなんてことも起こり得るでしょう。包囲網はフローズンを見せさえすれば15ドローが確約されるので、安定度で言えばこちらの方が上と言えますね。
話を戻しましょう。
結論から言うと、今回の殿堂解除は思っていた以上に公式の方から攻めてきて驚きました。温泉から5枚も出てくるとはさすがに思ってなかったので……
また、《ビックリ・イリュージョン》や《暴龍警報》が解除されなかったりと、ある程度公式の考えも読める殿堂解除でした。かなりお祭り感あったのでまたやって欲しいですね。
さて、解除の次は制限。
つまり、今度は殿堂発表が8月にあります。今回これだけ解除したので、規制が掛かるカードの方も多くなる可能性もあり得ます。9月からは新シリーズが始まる為、環境を一新させようとしているのなら尚更です。
いや~、楽しみですね。私のデッキに影響が出ないことを祈りながら8月を待ちます。その内殿堂予想の方の記事も書く予定です。
では。