【デュエマ】 【マニフェスト】ガイグレンを救いたい【聞け】
こんにち進化GV、やすぜろです。
突然ですが皆さんに質問があります。
「人は何故デッキを組むと、すぐ次のデッキを組みたくなるのか?」
事の発端は、【スノーフェアリーiFormulaX】を組み終え、カードケースを漁っていた時。私はここであるカードを発見します。
《理英雄 デカルトQ》です。
登場はDMR-13で、同期には《熱血星龍 ガイギンガ》や《ドラゴンズ・サイン》等、今でも第一線で活躍しているカードがいます。
彼自身はマナ武装7を持つ「英雄」サイクルの1人で、cipでシールド入れ替え、マナ武装発動で5枚ドローの能力を持ちます。決して弱いわけではないんですが、同じサイクルの他の英雄と比べると、若干地味なのも確かです。
そんなカードが私のケースから出てきたわけです。しかも4枚。
なぜこのカードを4枚も持っているのか。その理由は明白でした。
6年前の私はこの5枚ドローの能力に目を付け、それによってiFormulaXのエクストラウィンを達成しようとしていたのです。
その証拠に、《龍波動空母 エビデゴラス》もケースから出てきました。
しかしその後、私はデュエマから離れ、このカード達も日の目を見ることがないまま時間だけが経過していきました。
そして、マナ武装といえば忘れてはならないカードがもう1枚あります。
《暴龍事変 ガイグレン》です。
マナ武装9で無限アタッカーとなる彼ですが、「マナ武装9なんて発動できるわけないだろ!!!」という至極当然な理由で長らく活躍できずにいました。
折角のビクトリーカードを2枚も腐らせておくのは余りにも忍びありません。彼らが活躍できるデッキを組まなければ…!
デッキコンセプト
まず、彼らに共通するのは「マナ武装」という能力。
これは、自分のマナゾーンに特定の文明のカードが一定枚数以上あれば発動する能力です。例として、デカルトQは水のカードが7枚あれば5枚ドローすることが出来ます。
能力の性質上、基本的には単色デッキでその真価を発揮します。
…そう、基本的には。
当然、例外が存在します。
《薫風妖精コートニー》といったマナを染色するカードを使えば、あらゆる文明のマナ武装を使うことが出来るのです。デッドマンみたいだなお前
というわけで、今回は【薫風武装】を組んでいきましょう。
デッキカラーは各文明のマナ武装を使用するため、5文明全てを使います。こんな無茶が出来るのもこのデッキならではですね。
次いで、エビデゴラスを使いたいため、それを呼び出すためのドラグナーが必要になります。エビデゴラスに対応したドラグナーといえば、《龍覇 メタルアベンジャー》等が挙げられますが今回使うのは、《次元龍覇 グレンモルト「覇」》です。
このカードはドラグナーの中でもかなり変則的なカードで、攻撃時にマナ武装が発動することでドラグハートを呼び出すことが出来ます。
さらに、「コスト6以下のウエポンまたはウエポン以外のカード」と、異常な程広い呼び出し範囲を誇ります。
何故か文明の縛りが無いだけでなく、「カード」指定のため、フォートレスはおろか、サイキック・クリーチャーすら呼び出せてしまいます。なんで?
つまり勝利セットを揃えて殴るといういつものパワープレイも採れるということです。頭悪~~~~~~~~~~!!!!!
デッキリスト
というわけで、こちらがデッキリストになります。なんかマナ武装関係ないカードありませんか…?
採用カード
- 《薫風妖精コートニー》
デッキの核。2ターン目に確実にプレイしたいため、Re:版も併せて気合いの8枚積みです。
- 《フェアリー・ミラクル》
5cデッキの心臓部。コートニーのお陰で、最速で2ブーストできます。
- 《獅子王の遺跡》
同上。こっちはS・トリガーが付いているので、序盤から殴ってくるビート相手にもマナを伸ばすことが出来ます。
- 《超次元ホワイトグリーン・ホール》
ミラクルまたは獅子王からの繋ぎで使います。《勝利のプリンプリン》を出せばどちらの能力も使えるコスパの良さが魅力です。さすが元殿堂カード。
- 《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》
受け札。マナ武装7で相手のクリーチャーを全バウンスというド派手な効果を持ちながら、自分のクリーチャーも対象に取れるバウンスも併せ持っており、器用な動きが出来るカードです。
- 《英雄奥義 バーニング銀河》
受け札その2。カード指定除去を持ち、厄介な各種フィールドを焼くことが出来ます。マナ武装が発動すれば、かなり広い範囲のクリーチャーも対象に取れます。
- 《超次元 リバイヴ・ホール》
クリーチャー1体をサルベージしながら、勝利セット全員を呼び出せる便利なカードです。除去の対象にされやすいコートニーはこれで回収します。
- 《次元龍覇 グレンモルト「覇」》
各種ブーストでマナがたまったら、こいつで攻勢をかけていきます。先述の通り、かなり呼び出し範囲が広いので、状況に応じて出すカードを選択していきましょう。
- 《理英雄 デカルトQ》
このデッキを組むきっかけとなったカードです。マナ染色下ならシールド操作にドローによるリソースの確保と、その能力の全てを遺憾なく発揮することができます。
- 《不敗英雄 ヴァルハラ・グランデ》
cipで敵獣2体をフリーズさせ、マナ武装が発動すれば自分はゲームに負けなくなるという能力を有します。常在型能力であるため、敗北回避能力の中でも特に強力ですが、除去耐性が無い点には注意。
- 《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》
多色マナ武装によるスーパーS・バックで飛び出し、cipで《ナチュラル・トラップ》を放つ受け札です。相手の龍解を封じる効果も持っているため、ドラグナー相手には是非とも出したい1枚です。
- 《時の法皇 ミラダンテⅫ》
君マナ武装関係ないよね???????????
フィニッシュ時にデカルトQあたりから革命チェンジして、相手のニンジャ・ストライク等をロックするのが役目です。使いたいから入れました
- 《暴龍事変 ガイグレン》
フィニッシャー。マナ武装9で無限アタッカーとなり、そのままゲームセットまで持ち込みます。最大の懸案事項であったマナ武装が解決された今、こいつを止める術はクロック位しかありません。
- 《銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ》
汎用ドラグハート。選ばれると追加ターンを得るという強力なことこの上ない能力を持ちながら、龍解条件は比較的緩いというWビクトリーに相応しいカードです。
- 《龍波動空母 エビデゴラス/最終龍理 Q.E.D.⁺》
場持ちのいい置きドローです。龍解後もドローによるアドバンテージを稼ぎ続け、さらにブロックされないので打点としても十分な働きが出来ます。
- 《イオの伝道師ガガ・パックン》
お手軽呪文メタです。ホワイトグリーン・リバイヴの両方から出せるので、相手が呪文を多用するデッキであれば序盤から出していきましょう。
- 《真聖教会 エンドレス・ヘブン/真・天命王 ネバーエンド》
自分のクリーチャーが破壊されるとシールドを追加できるフォートレスで、粘り強く戦える様になります。龍解条件が自己完結しているのも優秀です。龍解後はドラゴンが攻撃するたびに相手のクリーチャーをフリーズさせるという高い制圧力を持ちます。
- 《闘将銀河城 ハートバーン/超戦覇龍 ガイNEXT》
自分のドラゴンにスピードアタッカーを付与する単純ながら強力な能力を持ちます。後続のドラゴンに繋がるだけでなく、自身も無いも同然の緩い条件で龍解し、3打点を叩き込めるフィニッシュ力の高いカードです。
- 勝利セット
超次元を使うデッキなら是非とも入れておきたいカードです。単体でも能力が優秀で、特にプリンプリンはホワイトグリーン・ホールと強いシナジーがあります。
回し方
このデッキはマナを染色することによって初めて成り立ちます。3→5のマナカーブを理想としているため、2ターン目にはコートニーを着地させておきたいところです。気合いで引きましょう。
ミラクルを打った次のターンの動きは、盤面の状況によって異なります。
余裕がありそうなら《獅子王の遺跡》で更なるマナ加速を、何かしらのフィールドが設置されていたら《英雄奥義 バーニング銀河》で除去を、クリーチャーが居れば《プリンプリン》を出してロックを…と、選択肢は多くあります。
上記のカードでターンを繋いだら、マナ武装7が発動する7マナを目指しましょう。《グレンモルト「覇」》は盤面の制圧に、《デカルトQ》は手札の補充と防御を担ってくれます。
《グレンモルト「覇」》は先述の通り呼び出せる範囲が多いため、これも状況に応じて適切なカードを引っ張ってきましょう。
後は強力なドラグハートや《ガイグレン》でゲームを決めましょう。
採用候補カード
- 《牙英雄 オトマ=クット》
複数並べられる《ボルバルザーク・エクス》として使うことが出来ます。あちらと違ってスピードアタッカーは持っていませんが、コマンド・ドラゴンである点、パワーが2000高い点が優れています。
- 《怒英雄 ガイムソウ》
マナ武装発動で自身以外の火の非進化クリーチャーを踏み倒し、更にスピードアタッカーを付与というとんでもない能力を持っています。マナ武装7を共有する《グレンモルト「覇」》、または《二刀龍覇 グレンモルト「王」》等が候補に挙がります。
- 《轟く革命 レッドギラゾーン》
革命チェンジで飛んできて、自分のコマンドにスピードアタッカー・マッハファイター・アンブロッカブルを付与するカードです。このデッキのフィニッシャー級のクリーチャーは全てコマンドを持っているため、恩恵をフルに受けることが出来ます。ファイナル革命はミラダンテとの併用こそ出来ませんが、自分の他のクリーチャーを全てアンタップと、奇襲性は抜群です。
終わりに
突発的に組んだデッキでしたが、結構強力なデッキになったと思います。【薫風武装】は、こうやっていろんな文明のカードを好きに使えるところが楽しいですね。5cに通じるものを感じました。